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9/21「読書バリアフリーに向けた図書館サービス研修」

読書バリアフリー法(視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律)は誰もが読書ができる社会の実現を目指しています。多様な場の利用者に応じた「図書館サービス」を行うためにはどんなことが必要でしょうか。実践を交えた研修を行いました。後日、動画も公開予定です。

今年度もICTを活用した読書サポート(講義×体験)がテーマの研修を行いました!

ICT(情報通信技術)とは
PCだけでなくスマートフォンやスマートスピーカーなど、さまざまな形状のコンピュータを使った情報処理や通信技術のこと。

・言葉は知っているけど、実際に使ったことがないから、よくわからない・・・
・見えない人、見えにくい人に有効なサポートを知りたい!
・読み書きに困難のある人の支援ってどんなものがあるの?
・図書館での活用について、一緒に考えてみたい

当事者の実情を知り、基礎と最新情報に詳しい3人の先生にお越しいただきました。
講義と実演・体験を通して、これからの支援に必要な学びが深まる研修となりました!

 

20240921dokushoBFのサムネイル

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成松さん講演の写真 松井さん講演の写真 平林さん講演の写真 
(研修の様子)

日時

2024年9月21日(土)(終了しました)
10:00~16:00

※お昼休憩を50分間程度挟みます

場所

専修大学 神田キャンパス 10号館 
11階「10115」(東京都千代田区神田神保町3丁目8)

 

主催

公益財団法人 文字・活字文化推進機構

協力

有限会社 読書工房

対象

司書・司書教諭、学校司書、図書館職員、ボランティア及び図書館協力者など、図書館に携わる方

プログラム

10:00~10:20
読書バリアフリー概論「視覚障害者の読書環境の整備の推進に関する法律について」
講師 成松一郎さん(有限会社読書工房


今日の流れ、講師紹介など事務局よりご説明

10:30~12:00
「ICTを活用した読書支援について ~講義編~」
講師 松井進さん(千葉県立西部図書館)、平林ルミさん(学びプラネット合同会社)
図書館での活用・支援方法のヒントなども踏まえて、役立つアプリや支援機器などについて、まずは、松井さんと平林さんに約45分ずつ講義いただきます。視覚障害や学習障害などそれぞれの読みやすさの特性や、適したツールも紹介いただきます。

12:10~13:00 お昼休憩

13:00~15:00
「ICTを活用した読書支援について ~実践編~」
講師 松井進さん(千葉県立西部図書館)、平林ルミさん(学びプラネット合同会社)
参加者が実際にアプリを試したり、実演を交えた体験型の研修を行います。2人1台のiPadを使用して、それぞれ体験します!

15:00~15:10 休憩

15:10~16:00 質疑応答・まとめ
講師:成松一郎さん(有限会社 読書工房)
成松さんをファシリテーターとして、プログラム2、3の補足や、質疑応答、意見交換などを行う予定です。

※ 講師のお話を受講者以外にもお届けするため、研修の内容を収録・編集し、研修の一部を公開させていただく予定です。

講師プロフィール

成松一郎(なりまつ いちろう)さん
いくつかの出版社で書籍編集の仕事に携わった後、2004年に有限会社読書工房を設立。障害のある人へのサポートや、読書バリアフリーに関する書籍などを発行。また、専修大学で図書館司書課程の講師として、これからの出版社・書店・図書館のつながり方や、さまざまな立場の読者の特性とニーズなどを取り上げている。おもな編著書に『五感の力でバリアをこえる―わかりやすさ・ここちよさの追求』(大日本図書)、『読書バリアフリー―見つけよう!自分にあった読書のカタチ』(国土社)などがある。

松井 進(まつい すすむ)さん

千葉県立西部図書館勤務、公共図書館で働く視覚障害職員の会(なごや会)代表。日本図書館協会障害者サービス委員会委員。公共図書館で障害者サービスの普及促進に取り組んでいる他、盲導犬に関する図書を執筆し、録音版、点訳版、大活字版、電子書籍版などの多媒体出版を行い読書のバリアフリー活動に取り組む。また当事者の立場から買う読書、借りる読書の実現と充実を目指して研究開発や普及活動に取り組んでいる。

平林ルミ(ひらばやし るみ)さん
特別支援教育、特に学習に困難のある人へのテクノロジーを用いた学習保障・環境調整、読み書き評価の開発、読み書きの指導法開発が専門。言語聴覚士・臨床発達心理士である立場から様々な学習に課題のある子ども達のテクノロジー・ICTを使った新しい学び方を提案、活躍中。2020年9月に学びプラネット合同会社を立ちあげ、また、2021年4月より東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター・教育学研究員を経て、2022年4月から特任助教を務めている。

参加者数

30名

参加費

無料