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「読書バリアフリーに向けた図書館サービス研修」

読書バリアフリー法(視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律)は誰もが読書ができる社会の実現を目指しています。多様な立場の利用者に応じた「図書館サービス」を行うためにはどんなことが必要でしょうか。
図書館のハード面(施設など)とソフト面(サービス内容など)の課題整理をテーマとしたワークショップを行い、受講生同士の意見交換・情報共有・連携のきっかけになるような研修を開催しました。

「図書館のソフト面のバリアフリーについて」講師 羽山慎亮さん(一般社団法人スローコミュニケーション)

ワークショップの一部を抜粋したアーカイブ動画です。

日時

2022年7月23日(土)
10:00~16:00

場所

専修大学 神田キャンパス 10号館 
9階「10092」(東京都千代田区神田神保町3丁目8)

 

主催

公益財団法人 文字・活字文化推進機構

協力

有限会社 読書工房

対象

司書・司書教諭、学校司書、図書館職員、ボランティア及び図書館協力者など、図書館に携わる方

プログラム

10:00~10:30
読書バリアフリー概論「視覚障害者の読書環境の整備の推進に関する法律について」

今日の流れ、講師紹介など

10:30~12:10
ワークショップ「図書館のソフト面のバリアフリーについて」
講師 羽山慎亮さん(一般社団法人スローコミュニケーション)
わかりやすい言葉づかい・コミュニケーションとは?「やさしい利用案内づくり」をテーマとしたワークショップから、サービスなど図書館の“ソフト面”を羽山さんと一緒に考えます。

12:10~13:10
お昼休憩

13:10~14:40
ワークショップ「図書館のハード面のバリアフリーについて」
講師 原利明さん(鹿島建設株式会社 一級建築士 博士(人間科学))
表示、カウンター、書架、エレベーター、トイレなどなど、図書館の施設 ー“ハード面”の使いやすさについて、視覚障害当事者で建築家の原さんと一緒に考えます。

14:40~14:50
休憩

14:50~16:00
質疑応答・まとめ
講師:成松一郎さん(有限会社 読書工房)

講師プロフィール

原利明(はら・としあき)さん/鹿島建設株式会社 一級建築士 博士(人間科学)
設計の実務でユニバーサルデザインを具現化するための提案やコンサルティングを担当し、視環境や感触の異なる床材の識別容易性に関する研究も行っている。ユニバーサルデザインの専門家として大学の非常勤講師や各種学会、国の委員会などでも活動している。

羽山慎亮(はやま・しんすけ)さん/一般社団法人スローコミュニケーション
視覚障害者情報提供施設で勤務した後、2012年から名古屋大学大学院で日本語の「わかりやすさ」を研究。2016年に一般社団法人スローコミュニケーション理事。2022年からは国立がん研究センター非常勤研究員としても勤務。大学生のときには知的障害のある子どもたちと活動するサークルに所属していた。

成松一郎(なりまつ・いちろう)さん/有限会社読書工房代表 専修大学講師
出版社勤務を経て、2004年読書工房を設立。障害のある人へのサポートや、図書館・読書に関わる書籍などを発行。また、NPO法人バリアフリー資料リソースセンター事務局長として、多様なニーズのある読者と著者・出版社との橋渡しを目指している。

定員

30名

参加費

無料

お問い合わせ先

〒101-0051
東京都千代田区神田神保町2-2-30
公益財団法人 文字・活字文化推進機構内
「読書バリアフリー事業」事務局

TEL 03-3511-7305(平日10時~17時)
FAX 03-5211-7285