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「読書バリアフリーサポーター養成講座」開講のご案内

当機構では今年度「読書バリアフリーサポーター養成講座」を開講します。

昨年117日、学校図書館法公布70周年記念事業として開催したシンポジウム「読書バリアフリーと学校司書の役割」では、「学校における読書バリアフリー推進のためには、資料の配備と、その資料を活用するための人材の拡充、そしてバリアフリー図書について広く知らせていくことが重要である」とのアピールが採択されました。これを受け、当機構は今年度、「読書バリアフリーサポーター養成講座」を開講することにいたしました。
「読書バリアフリー法」の成立から5年となる今年、まだまだ様々な課題を前に、どのように対応していったらよいか悩んでいる方や、学びたい方に向けて、読書バリアフリーの推進面での課題の1つとなっている「人材育成」を活性化させて参ります。

※ 本講座は、一般社団法人授業目的公衆送信補償金等管理協会(SARTRAS)の共通目的基金の助成のもと実施いたします。

講座の概要  ~この講座で身につくこと~

「読書の困難や障害当事者の実情とは?」「読書バリアフリーとは?」「バリアフリー図書とは?各業界の取り組みとは?」
そんな疑問に答える基礎的な知識や基本的な考え方を、障害者の読書に必要な過程「アクセシブルな資料を作る→蓄積する→届ける→支援する」という流れに即して掴む理論編(第1回~第3回)として、それぞれのセクションに関わる有識者の方からお話しいただきます。
最終回(第4回)には支援機器に触れていただいたり、読書バリアフリーサポートを実際に体験していただいたりする体験型のカリキュラムを予定しています。

この講座を通して、受講生の皆様には次のような「読書バリアフリーサポーター」を目指していただきたいと願っています。
・それぞれの活動場所で、読書バリアフリーに関する取り組みを中心になって推進する人
・誰かの読書の困りごとに対して、アドバイスができる人
・この先の読書支援のあり方を、柔軟に、持続可能な形で考えられる人

修了について

① 第1~3回の全講義の聴講とレポートの提出
② 第4回(現地開催)への出席
以上2点を満たしていただいた方へ、「読書バリアフリーサポーター養成講座」修了証をお渡しします。

※ 初年度の今年は、第1回~3回の講座を公開収録形式で行います。当日、現地参加が難しい場合は、後日アーカイブ動画を限定配信いたしますので、視聴とレポ―ト提出をお願いします。
※ 第4回のアーカイブ動画はございません。現地開催への出席が必須となります。
※ ただし、やむを得ず欠席やレポート未提出となった回がある場合は、次年度に同回を受講すれば修了扱いといたします。

実施スケジュール(全4回)予定 (会場を含むPDFはこちらをご覧ください)

開催日時(予定) テーマ(予定) 内容(予定) 登壇者

2024/9/28(土)
13:00~16:30

※公開収録
(動画受講可)

開講式・オリエンテーション 主催者挨拶、カリキュラムについての説明 文字・活字文化推進機構
成松一郎さん(読書工房)
読書バリアフリー総論①
「読書困難の実態と障害に応じたニーズを知る」
障害の特性や困りごと、障害当事者のニーズなどを紹介します。 成松一郎さん(読書工房)
読書バリアフリー総論②
「読書バリアフリーの歴史」
読書バリアフリー法の成り立ち・関連団体の動きや経緯をお伝えします。著作権に関する課題にも触れます 野口武悟さん
(専修大学教授)
2024/11/30(土)
13:00~15:30

※公開収録
(動画受講可)

主なバリアフリー図書の紹介 主なバリアフリー図書を紹介します

野口武悟さん
(専修大学教授)

取り組み事例紹介①
~点字図書館編~

点字図書館の役割やサピエについて紹介します 久保田文さん(日本ライトハウス情報文化センター)
2024/1/18(土)
13:00~16:30

※公開収録
(動画受講可)

取り組み事例紹介②
~学校・大学図書館編~
学校・大学における読書バリアフリーの取り組みを紹介します 野口武悟さん
(専修大学教授)
取り組み事例紹介③
~公共図書館編~
公共図書館における読書バリアフリーの取り組みを紹介します 田中彩子さん
(墨田区立ひきふね図書館)
取り組み事例紹介④
~国会図書館編~
「国立国会図書館障害者用資料検索『みなサーチ』を障害当事者はどのように利用するか」をテーマに紹介します 杉田正幸さん(全盲・国立国会図書館 関西館 図書館協力課 障害者図書館協力係)

取り組み事例紹介⑤
~出版界・書店編~

出版界での読書バリアフリー対応の動きや、書店(リアル書店・電子書店)について現状を紹介します 植村八潮さん
(専修大学教授)
2025/2/15(土)
10:30~16:30

※現地開催のみ

読書バリアフリーのサポートについて 様々な支援や、現状の課題などをお伝えします 成松一郎さん(読書工房)
体験や実践 読書バリアフリーのサポートの体験や実践 調整中
質疑応答・まとめ 講座全体をとおして、質疑応答・まとめなどを行います。 成松一郎さん(読書工房)
野口武悟さん
(専修大学教授)
修了式

修了証を授与ほかご案内など

成松一郎さん(読書工房)
野口武悟さん
(専修大学教授)

※各回、適宜、休憩などをはさみます。
※ 時間は都合により前後する可能性がございます。また、内容・順序等も変更となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

会場:日本出版クラブ (〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1-32
   神保町駅(東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄新宿線・三田線)A5出口より徒歩2分

主催・後援

主催:公益財団法人 文字・活字文化推進機構
後援:一般社団法人 出版文化産業振興財団、読売新聞社、活字文化推進会議、公益社団法人全国学校図書館協議会

対象

図書館関係者(公共・学校・大学・専門など)/学校・教育関係者/読書に関わるボランティア/書店員/出版関係者/将来、図書館や出版業界を目指す学生/本テーマに関心のあるすべての人

定員

30名(予定)
※お申込み内容を参考に選考を行います

受講料

初年度 無料

お申込み

締切:2024年9月12日(木)正午まで (受付を終了しました)

※ 定員に達しなかった場合は二次募集を行います。二次募集の有無が決まりましたら、こちらのページでご案内いたします。
現時点で定員を上回るお申し込みをいただいておりますので、二次募集は行ないません。(更新日:2024年9月2日)

当落結果について、ご連絡が遅くなり申し訳ございませんでした。本日の夕刻にメールを配信いたしましたので、ご確認ください。(更新日:2024年9月18日)

お問い合わせ

「読書バリアフリーサポーター」係
問い合わせフォーム
TEL:03-3511-7305(平日10時~17時)